日本の美を極める
島根県安来市の郊外に位置する足立美術館は、横山大観をはじめとする近代日本画や北大路魯山人の陶芸などを中心に総数約2000点を所蔵しているほか、5万坪の日本庭園は日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで、18年連続日本一に選ばれています。
足立美術館がこれほどまでに庭園に情熱を傾ける理由は、創設者である足立全康(あだちぜんこう)の、日本画と日本庭園に対する強い信念から来ています。
足立全康は実業家として成功したのち「郷土に恩返しがしたい」という思いから、足立美術館は昭和45年に設立されました。横山大観をはじめとする日本画に深い思い入れを持つ足立全康は、まず日本庭園を通して四季の自然の美を感じてもらい、その感動をもって横山大観などの作品にふれることで、日本画の魅力を理解してもらおうと考えたのでした。館内に入るとまず「枯山水庭」や、「白砂青松庭」など趣の異なる美しい庭園が広がっているのはこのためです。
「庭園もまた一幅の絵画である」
足立全康は91歳で亡くなるまで庭園に深い愛情と情熱を注ぎ続けましたが、足立美術館には、日々刻々と変化する庭園を絵画に見立てて鑑賞できるよう、「生の額絵」や「生の掛軸」などの楽しい仕掛けがあります。
日本一の横山大観コレクション
足立美術館は、「大観美術館」とも呼ばれるほど横山大観の作品が充実しており、その数は120点と質・量ともに日本有数です。足立美術館の大観コレクションを代表する「紅葉」は、朱を用いて表現した紅葉の濃淡や大胆な構図など、大観作品の中でも最も絢爛豪華な趣を持ち、毎年この作品を観るために来館される方も数多いです。
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足立美術館
https://www.adachi-museum.or.jp/
TEL:0854-28-7111
〒692-0064 島根県安来市古川町320
【休館日】
年中無休 ※新館のみ展示替えのため休館日あり
時期 | 開館時間 |
4月~9月 | 9:00~17:30 |
10月~3月 | 9:00~17:00 |
大人 | 大学生 | 高校生 | 小・中学生 | |
入館料 | 2,300円 | 1,800円 | 1,000円 | 500円 |
※公立学校が休日となる土曜日は小中高生無料(要学生証提示)
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